カテゴリ: GT750

胡散臭い事にもチャレンジします。

今回タンク内の錆び取りと洗浄を行ったのですが、左側の大きな凹みをグルーガンで引っ張ります。
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結構イッてますね。
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治具にホットボンドを塗り上げます。
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温まっているとご覧の通りゲル状ですが、
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冷えると白くなって硬化します。
そうしたら治具をネジで引っ張り上げてタンクを引き出します。
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結果
このように剥がれてしまい無理。
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4回挑戦しましたがダメでした。


でも他の応用として、ホットボンドで型を作って割れたサイドカバーの破片を作り出したり、用途は無限大だと気付きましたよ。





昨年フレーム加修を行ったGT750ですが、本日リアタイヤ及びブレーキシューを交換します。


8ヶ月の走行距離を考えるとライニングが少し減り過ぎだと感じましたが…その原因はシューを広げるシャフト。
動きが固く、戻りが悪いのです。


シャフトを抜いて確認したところ錆びが発生していました。
この程度なら丁寧に除去すれば問題ありません。


ついでにガソリンに浸し洗浄。洗い油が速攻で真っ黒になりました。
熱を発生する部品ですので放熱効果を維持する為にも洗浄作業は極めて大切です。



ブレーキシューの交換は簡単ですが、各部機械的な接触部分にはシリコングリスを塗布する事も重要です。


装着タイヤはBT45。当然手組みです。


早速テストコースで試運転。

2ストローク3気筒750ccという現代では考えられないメカニズムと独特なエンジンフィーリングのGT750ですが、今回交換したタイヤとのマッチングは好感触です。
コーナー脱出で以前より早くアクセルを開けられるようになりましたが、他の部分で気になる箇所が見えてきました。

オイルポンプですが今まで装着されていたものを限界までリンケージの長さを詰めて吐出量を上げる事にしました。

取付部のOリングも交換したので油汚れをよく洗浄します。
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エアブロー後に油漏れの確認。
亀裂チェックの現像液を使用します。
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このように吹き付けると油の滲み箇所が特定し易くなります。
20分程エンジンを回しましたが大丈夫の様です。
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エアクリーナーケースはオーナーがヤフオクで入手したものに交換します。
ん?ボルトの取付部の台座の形が違いますが…
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取付穴のピッチや寸法は一緒なので装着出来ました。
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車体に関してはこれで完成です。
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現在車体に装着されているオイルポンプを外してみました。
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上が装着されていたポンプ
下がヤフオクで落札したポンプですが
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リンケージの取付が違います。
年式によって違うという事ですね。

上部のみ交換しようとも考えましたが、ガスケットも無く当たりが変わり油漏れの原因にもなりそうです。
どうしましょうか。

前回オイルポンプの吐出量に疑問が残った為、別のものを入手し再トライ。

カバーを外し、別のものと見比べましたが、リンケージの取付が微妙に違いました。
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別のものはオイルの入り口穴なども目張りをせず保管されていた様です。
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心配ですので中を確認する為に分解してみます。
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構造はいたってシンプル
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流量に関しては、どうもスプリングとプランジャーの油密が影響していそうです。
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続く

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