2019年06月12日 ズーマー エンジン異音を4つのステップで確認 2003年式のホンダズーマーです。シートを外しました。この車両は現役で通学に使用されていますが、エンジンをかけると「ガラガラ」とひどい音が発生。ステップ1エンジンASSYからフレームを外します。ステップ2駆動装置を外します。ステップ3クランクケースを割ります。ステップ4クランクシャフトを取り出し、クランクベアリングを外します。ベアリングのガタが多いので、これが異音の原因と特定します。たった4つのステップで故障部位が分かってしまいました。とても簡単な構造ですね。
2019年06月10日 KZ900のシリンダーヘッドを搭載 ハイカムの逃げ加工を施したシリンダーヘッド。何度も削っては確認を繰り返していた為、大幅に時間をロスしていました。その逃げ加工もひと段落したので、話を先に進めましょう。今回バルブは再使用を前提としているので、曲がりなど点検しその中で良いものを選りすぐりました。場面は変わり、車体に搭載されているシリンダー。私の手の上にあるのはオイルラインにはみ出したシール材。オイルラインは人間に例えると血管です。血管が詰まると重篤な病気になりますが、バイクのエンジンも一緒です。数日後シリンダーヘッドが届きました。若干の歪みがあったので0.08mmだけ面研です。各バルブを組み付けてシリンダーヘッドを装着です。カムチェーンテンショナーはPMCのマニュアルタイプをチョイス。正確なバルブタイミングを出すにはマニュアルカムチェーンテンショナーは必須アイテムです。今回は伸びているタイミングチェーンなので、それなりの調整としました。(104-109)最後にヘッドカバーやマフラーを装着。オイルを循環させるためにクランキングしていたらバッテリーが弱くなり、慌てて充電しました。惜しくも始動に至らず。火入れは次回に持ち越しです。