2018年09月

今年始め、GS750のチューニングエンジン製作の依頼を受けました。

チューニングエンジンの場合出力が向上する為に、ノーマルスペックにてオーバーホールをするより格段に神経を使います。

自分専用のチューニングエンジンであれば、万が一異常に気になった場合でもすぐにエンジンを下ろす事が可能です。
そして分解して内部をチェックすることが出来ます。

しかし遠方のお客様の場合、チューニングエンジンを完成後に発送、1度納品してしまえば何かあってもカンタンには分解出来なくなります。

末永くGS750とお付き合いし、ハイスペックを楽しんで貰うには完成後の入念なチェックが必須となるのです。




そこで今回お客様向けのチューニングエンジンを納品前に、自分のGS750 4号車に搭載した訳なのです。

製作者がたっぷり走り込んで、納得が出来たら合格です。
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(とはいうものの、実際チューニングエンジンで走るのは、私自身が楽しいという事に他ならない)






















エンジンのバルブタイミングを何度もやり直し、1週間程かけ、
ようやくエンジン始動まで漕ぎ着けました。
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いよいよ本日から慣らし走行を始めます。

旧車乗りは細部の小物にもコダワリを見せたいものです。

私の場合、所有しているGS750 3号車について。


キーが純正か?とか
キーが1本で全て開くか?とか

そんなレベルではありません。
キーホルダーは当時のお店で新車納車時に付けて渡されたもの。
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新車時に車体に付属する書類も全て揃っています。
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この中でも極めつけは、新車の保証書。
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納車1年以内で1万キロ未満を保証対象としています。

スズキ初の本格的4サイクルDOHC空冷エンジンを搭載したGS750。
製品ラインナップの中でもフラッグシップモデルゆえに、品質に関してさぞかし自信があったのでしょうね。


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