2017年09月

ホースがシリンダーヘッド左右を通るレイアウトにしましたが、固定方法はどうしましょうか。





丸いメッキカバーを取り付けるネジ穴が利用出来そうです。




そこでアルミ板を切り出し、左右のブラケットを作ってみました。
(カムカバー穴間の距離が左右違うので、同一寸法だと装着不可…正に当時クオリティ)




ブラケットを車体に装着します。
こだわって固定にはSマーク入りのボルトを使用。






そして結束バンドを使いホースを固定しました。
エンジンが黒いと何をやってもあまり目立ちませんね。
(この目立たないってのが、実は奥義かもしれない)










海外から逆輸入された古いオートバイは信じられないような現象や、驚くべき手法で組み上げられていたりと、とかく要注意車両なのです。

それらを楽しめる気持ちの余裕が無いと、なかなか逆輸入旧車と上手く付き合っていくことは出来ません。


この4号車のエンジンも例によって、シリンダーヘッドの真ん中辺りからオイル漏れです。
よく見えるようにオイルクーラーを後ろ側に回し、ホースを繋ぎ直して始動準備を整えます。

2番のエキパイフランジボルトの上辺り周辺に現象液を吹き付けてから、エンジンを始動。ジワリとオイルが染み出てくるのが見えます。





一度拭き取り、再度始動してみましたがやはり同じところからオイル漏れしています。
シリンダーヘッドの予備もあるのですが、このまま載せ替えるのはあまりにも芸がありません。



染み出してくるところをベルトサンダーで削ると…
右側に穴が開いているのわかりますか?その穴からオイルが出ていました。







エポキシパテでオイル漏れが止まるのか試してみましょう。




場所が場所だけに、溶接は絶対不可能。

エポキシパテがどの程度の実力か計り知るには絶好の機会です。
主剤と硬化剤を正確に混ぜてから穴の上に盛りつけ。




そして半日経過

現象液を塗布。
そしてエンジンを始動し、油温を70度付近まで上昇させてみました。
今のところは大丈夫みたいです。


でもいつパテが取れるかも分からないので、交換用のシリンダーヘッドも同時に作業を進める必要があります。












朝からガレージを飛び出し、4号車で走ること数時間。代々木PAで休憩。





その後数十分走り、お台場に到着しました。
今走ってきたばかりのレインボーブリッジを眺めます。




そしてダイネーゼ台場に到着。
お店の開店と同時に中に入れてもらいました。

店内の写真こそ無いのですが、生まれて初めてレーシングスーツに袖を通す感覚。

焼けた路面。
排気ガスの香り。
乾いた高回転サウンド。

眼を閉じると富士や鈴鹿や筑波に、今いるような情景が浮かびます。

今回はフィッティングが目的で、自分に合うスーツを探しに来た訳なのですが。

身長169cm 体重64kgでして、試着したラグナセカD1 1PCは46サイズが小さく、50サイズは少し大きい。

おそらく48サイズが合いそう。でも売り切れ…

「どうしても48を着てみたい」との想いを店員に伝えたところ、ダイネーゼ東京世田谷に在庫有り。


再び昼の空いている首都高を全開アタックしながら移動。

世田谷店に来ました。

予め容易してある48サイズを着てGS750に跨らせて貰いましたが、予想以上の最高なフィット感

試着と、オートバイ好きな店員さん達。
スーツの安全性や空力などの話題は新たな知見を与えてくれました。


オイルクーラーの装着や、ジェネカバー変更。そしてバルブクリアランスの確認を済ませました。
最後に始動し、各部オイルラインの漏れは無いか入念に確認します。





もう1つ忘れてはいけない重要部品。
なかちゃんから送って頂いた樹脂製ステップカバーです。





これが無いと走れない規則のサーキットや走行会があるので、この4号車には必須です。





精度が高いのではめ込み具合も手力のみで収まりました。
激しい風圧や振動。脱着の容易性等、相反する機能を具現化するモノ造りはさぞかし大変かと…





眺めていても仕方ないので、テスト走行を繰り返しましょう。

いくつも同時に確認していく箇所があるのですが、それこそが最高の時間です。


GPZ900RのオイルクーラーをGS750に取り付け。
下側のブラケットはもう少し肉抜きした方がシンプルになりそうですね。



装着した取り出しブロックにホースを繋ぎます。




取り回しは、タンクの下の高温部は避けてシリンダーヘッドの周りを選択。
(せっかく装着した部品は他の人にも見られたいという下心もあります…)
本来メッキカバーの取り付けビスが付くネジ穴を利用し、ブラケットを装着してからホースを固定する予定。

ヘッドカバーを脱着する時にも、ホースが邪魔にならないように工夫します。











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