2015年10月

楽しみにしていたGS1000のデカールが手元に来ました。

赤ベースと青ベースどちらにも対応出来るように2種類作っていただきました。

そして注文していたTMRキャブレターのスロットルシャフトも届き
こちらも含めアレコレ考えたいと思います。

続く

念願かなって手に入れたGS750。便宜上わかり易くする為3号車と命名する事にしました。

今後どのように仕上げていくか考えましたが、その中心となったのがレストアというキーワード。

当然語源は不可算名詞のrestorationから由来しており、訳すと修復、復元、返還といったところでしょうか…

オートバイという機能的な意味合いの復元ですと、なるべく新車当時の容姿や乗り味を目指すべく現在手に入る新品部品を可能な限り利用した方がベストでしょう。しかもコストは最小で済むと考えられます。

しかし多くのレストアラーが楽しんでいるのは、のんびりゆっくり手間をかけて当時から装着されている部品そのものを復元させていく。一見安上がりに思えるこの方法こそ1番贅沢です。
作業時間をコストという尺度で考えた場合、とてつもない金額に換算されることは間違いありません。

しかしその作業から得られる経験値は他の何事にも変え難い出来事になります。

例えばスイングアームのベアリング。

通常なら数千円の部品ですので即交換でしょう。
しかしここは敢えて復元を試みます。

このような短くなった真鍮ブラシを使用します。

戦うこと30分

インナーのカラーも左右共に酷いサビ

30分程磨き

腐食で外径すら変わってます
ここで初めて「交換するか」になるのです。

実は今回の作業でも学んだ事があります。それはベアリングは全周均等に傷んでいる訳ではないということです。
ある程度傷み方の規則性がありました。特に酷いのは上下方向。
こういった細かい事が分かると日常のメンテナンスをどう行えば良いのか。
走行中や停車中のこの部分にはどういう方向から力が掛かっているのかが学べます。

続く

GS750という古いオートバイを触りだして約1年半。これまでに携わった1号車と2号車は他人様の持ち物です。勿論公道を走行する機械なので自分が所有しているオートバイ以上に神経を使い作業してきました。

色々と調べていくうちにGS750の進化版GS1000の存在を知り、それを購入してツーリングやライトカスタムを楽しんでおります。

しかし私にとってのオートバイ魂に火を付けてくれたのはやはりGS750。ブログのタイトルの冠がGS750なのに自分が所有していないというのは明らかに違和感を感じておりまして、

そしてついに手に入れました。
私がオーナーのGS750を!
現段階ではトンネルの出口が見えない感じですが時間を見つけては少しずつ仕上げて行きたいと思います。

先日まで作業を行っていたGS750の1号車。
ブログにアップしてはおりませんが、無事に納車され、秋空の下のツーリングを堪能されたようです。

話変わり、時間が空いている時に進めていたシャリーですが。
キャブレターを4回脱着と洗浄を繰り返しましたがアイドリングしません。

この車両が新車当時に学生だった先輩に聞くところ、初期型純正キャブレターの調子は相当悪かったそうです。

オリジナル品は諦めて流用をする事にしました。
そして選んだのはこれ、手持ちのケーヒンのPC。

アイドリングから吹け上がりまでバッチリですが、

残念ながら背が高く純正カバーが付きません。こちらのキャブレターも諦め、他の方法を考える事とします。

せっかくインマニの角度を変える加工も行ったのに…


またまた話変わり、実は番外編で中華モンキーの修理も依頼されておりました。
ブレーキやステップ等幾つも不具合を治し試運転。

ブログのネタにするつもりはありませんでしたが、かなり愉快な不具合が多々ありましたので、後日紹介したいと思います。

街乗りから高速までの実用回転域で程良く煮詰まってきました。
ここはその長所を更に伸ばす為、ノーマルのエアクリーナーを使用する事にしました。

しかしキャブレターのエアクリーナー側口径がVMキャブレターとBSキャブレターでは全然違います。

ノーマルVM約43mm

負圧式BS32 約53mm

10mmの差は見ての通り歴然。
大きな右のジョイントを使用しますが、


大きなジョイントが入る様に相手側の穴径も拡大します。

見た感じノーマルでも細部まで抜かりなく加工されている。そういう手法もカッコイイですよね。

続く

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