2015年09月

ベコのエンジンとGS750のエンジンを入手し、軽トラでガレージ入り口まで運びました。

問題は下ろす方法。レバーブロックを使用すれば簡単ですが、修行のために敢えて手で下ろします。


コツは3分程目を閉じ、重いものを持ち上げている自分の姿を何度も想像する事です。
そうするとこのように2機連続で下ろす事が可能。

「火事場の力を今発揮したい」など3分イメージがとても有効です。
イメージができなかったり失敗を予想してしまう場合はその他の方法を選択しましょう。怪我をするかもしれないので…

これらのエンジンは1号車の部品取り、又は研究に使用します。

スロットルシャフトの端部を何らかの方法で延長及び形状変更をしなくてはなりません。

ググると自作アルミカラー製作など、個人レベルの出来る範囲で工夫している方が多数おられます。しかし回転運動をセンサーに伝える重要な部分。中途半端な事をしたくはありません。

そこでキャブレター購入時に付属していた取説を読み直します。


79番のスロットルシャフトを単品で購入する事にしましたが、

納期が何と11月3日。まだ1ヶ月以上あるので、この計画は長期戦になりそうです。

先輩の所有する完全な趣味用自動車ですが、本日はカムカバーなどを外します。


ダイヤルゲージでバルブの最大リフトを合わせながら分度器を読んだり…


色々と細かい事は割愛しますが結局ヘッドを下ろす事に。

この一見何の変哲も無さそうなヘッド。実は10mm以上リフトする特殊なカムシャフトが装着されております。その為、特別な加工が各所に施されております。
幾つか問題ありますが、どの様に先輩が解決するのか見守ろうと思います。

TMRキャブレターのスライドバルブを点検します。
部品をよく観察する事が良いセットアップに繋がりますので


1番スライドバルブのエンジン側
(シールリング側)

2番スライドバルブのエンジン側
(シールリング側)


この様に2箇所だけでもシールリングの痕が均一ではありません。


表面を超微粒子コンパウンドで磨きました。
よく見ると全体のフライス痕が粗いと思うのですが許容値内でしょうか?

拡大
ピンホール発見!
裏面に貫通している訳ではないので機能的には問題無さそうですが、もしこの位置がシールリングの当たり部だった場合何らかの不具合が出そうです。




こちらは裏のファンネル側
エアクリレスなのでダストの付着は当然です。

一つ一つの部品をよく見ると色々な事が分かってきます。



そして車体が動けない間にテールカウルを外します。


キャブが外れている間、外装のデカールを採寸してもらいます。

続く

TPS装着にあたりスロットルシャフトと勘合させなければ話が前に進みません。


キャブレターのスロットルシャフトの両端は栓がされており、外側からどうしても外れません。

栓を外さずにスロットルシャフト端面を確認するためにはキャブレター4つを分解する以外に方法はありません。

念のため分解前各スピゴットの直線具合を確認。購入から約1年ですが少々ズレがあります。


慎重に1つずつ外していきます。


スロットルシャフトが姿を現しました。


この端面を加工してTPSと繋げるのが最初の難関です。

続く

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