GS750で車体を押すのが異常に重いと感じる場合、いくつか原因があります。

そこで原因の1つである、ノーマルキャリパー及びパッドがフロントブレーキディスクを引きずっている時の対処法を紹介します。

※ものすごく簡単な処置ではありますが、ブレーキの分解組み立ては専門の資格や設備の揃った指定された場所が必要なので、プロによる作業に任せるようにしましょう。



それでは本題です。
指でさしている金色のパーツがキャリパーサポートです。
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キャリパーサポート側に装着されている、パッドが今日の主人公。
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パッドを外し、裏を見てみましょう。
SBS511と書かれています。

このパッド、国内ではキタコから販売されており、主にGS400用としてラインナップされています。
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外周を見てみましょう。なんと塗装がされているではありませんか…
これでは塗料の膜厚で、キャリパーサポート内を自由に動くことが出来ません。
つまりブレーキローターに対して適切な位置を保つことが出来ないと理解出来ますね。

その結果として、フロントブレーキの引きずりや効き不良を起こします。
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丁寧に紙やすりで塗装を除去しました。
※削りすぎるとブレーキローターの回転につられてガタが出やすくなるので注意。
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あとは逆の手順で取り付けるだけ。
パッドの外周に原因がある場合は超かんたんに車体の動きが軽くなります。

念のためブレーキエア抜きも忘れずに。
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以上GS750フロントブレーキ引きずりの処置方法でした。