エンジンを車体に載せたまま実施しているエンジンの整備です。
前回の話の続きで、クランクケースに如何にゴミを入れないような工夫を凝らすかお伝えしたいと思います。


シリンダーのスタッドボルトの汚れを落とすには、真下のクランクベアリングに落下しないように万全の養生します。

エンジン内部にゴミを入れたくありませんからね。
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シリンダーのスタッドボルトは布テープで包んでおりましたがここで剥がします。
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布テープを剥がすと同時にゴミが大量に落ちましたが、エンジン内部には落ちないように対策しておいたので大丈夫です。
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続いて80番位のペーパーでシリンダーのスタッドボルトを磨きます。
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ダイスを立てて。
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真鍮ブラシで擦った後、パーツクリーナーで脱脂し、錆止めのため塗料を塗りました。
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新品に交換したかのように綺麗になりましたね。
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ちなみに外側の4本はエンジンオイルと常に触れている部分なので、錆びてボロボロになる事はありません。
(よってここには塗料を塗っていません)
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これら錆びの除去やガスケット剥がしなどは、シリンダーやシリンダーヘッドを内燃機加工へ出している間に終わらせておくことです。

時間は効率良く使わないと勿体ないですからね。